ACIDMAN 7th アルバム『A beautiful greed』オススメ曲

ACIDMAN 7th アルバム『A beautiful greed』オススメ曲

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今回はACIDMANの7枚目のアルバム『A beautiful greed』です。

アルバムタイトルの意味は「美しい強欲」。

生物の欲望は激しくて時に残酷だけど、

それでも人が力を合わせて生きていく世界は美しい、という思いが込められたそうです。

アルバムジャケットの綺麗な模様はキリム絨毯というトルコの絨毯で、

ガチガチに絡み合っていてミクロに見るとよくわからないけど、

俯瞰してみるととても美しい。

人もいろんなん人や出来事と絡み合っていて、点で捉えると何者であるかよくわからない、

俯瞰して全体として捉えると美しく、見えてくるものがある。

そんな美しい世界を表現したアルバムです。

 

A beautiful greed (introduction)

今回のアルバムもインストから始まります。

ピアノとストリングスが美しく絡み合う、ACIDMANとしては新しいサウンドです。

美しいけど激しく、まさに美しい欲望が溢れてくるような印象です。

 

 

A beautiful greed (introduction)

A beautiful greed (introduction)

  • provided courtesy of iTunes

 

±0

全英詞の曲で、シューティングゲームのCMとなった曲です。

ACIDMANは有るか無いか、終わりがあるから始まりもあることを歌っていますが、今回はいきなり±0を持ってきます。

曲も歌詞も儚くも力強い。

 

"夜の暗さは寂しいから月に優しく照らしてくれるよう月を作った"

"人は寒がりだから太陽を作った"

"それでも心が暖まることはなく、太陽をどんどん大きくして全て溶けてしまった"

 

人の欲望は止まることなく、満足せずに結局全てはなくなってしまうという、

とてつもないエネルギーに溢れた曲です。

 

±0

±0

  • provided courtesy of iTunes

 

 

CARVE WITH THE SENSE

シングルでリリースされ、ACIDMAN初期を彷彿とさせる激しい一曲。

前作LIFEで生命の始まりと終わりをわかりやすく表現した後、

CARVE WITH THE SENSEのような激しい曲で破壊して新たな領域に進んでいこうという

エネルギーを感じる曲です。


ACIDMAN - CARVE WITH THE SENSE


ACIDMAN - CARVE WITH THE SENSE(LIVE TOUR" ALMA" in 日本武道館)

 

Under the rain

全てが消えて雨の中で打ちひしがれるも、全ては心に在ることに気づく。

儚くも優しい曲。


ACIDMAN - Under the rain

 

ファンタジア

ピアノの音が気持ち良い曲。

世界が終わって、新たな世界で生きている物語のファンタジーです。

主人公は自分の名前すらもわからず、全てを知っている老人に名前を聞いています。

名前があるから始まる、今作の「Who are you?」とも繋がっている曲です。

MVも美しい。


ACIDMAN - ファンタジア

 

星のひとひら

宇宙の調べを歌った美しい曲。

 

"いつかは誰もこの空に消えてゆく"

"遥かな宇宙の調べに溶けてゆく"

"いつかはきっと消えるから 今日だけは..."

 

星のひとひら

星のひとひら

  • provided courtesy of iTunes
星のひとひら

星のひとひら

  • provided courtesy of iTunes

 

HUM

今までのACIDMANにない感じの曲で、壮大に歌いあげています。

世界が終わり、自分も消え、また世界は続いていく。


ACIDMAN - HUM

 

ucess (inst.)

HUMまでは終わりや儚さを感じますが、インストのucessから光を感じます。


ACIDMAN - ucess

 

Bright & Right

イントロのベースが気持ち良くポジティブな曲です。

自然の中に生きていることを思い出させてくれる曲。

 

I stand free

とても優しい曲で、前作のLIFEの世界観を継いだシングル曲です。

 

"今は染まれ 世界の夢に染まれ"

"美しき星の声 追いかけて 心を焦がして"


ACIDMAN - I stand free

 

OVER

今作のラストを飾る人気曲。

ACIDMANが好きな人の結婚式なんかでも使われています。

ACIDMANのアルバムラスト曲は壮大すぎるんですが、

OVERは割とポップで聴きやすいです。

他の曲一つ一つの個性が強い分、最後はシンプルにしたそうです。

 

"嗚呼、時が過ぎ 最後の日 また出会えるように"

"いつだって笑い合っていた"
"未来を思い描いていた"

"見上げた夜空に誓って"

 

下のライブ映像では壮大な曲を表現する演出がされていて必見です。


ACIDMAN - OVER(LIVE TOUR “A beautiful greed” in日本武道館2009.12.22)

 

一曲一曲の個性が強い名盤A beautiful greed。

ぜひ聞いてみてください。